毎度お世話になっております。
BEEP秋葉原店の基板担当でございます。
今回は近日販売予定のハッピー商会製のコントロールボックス『VEGA9000DX』をご紹介します。
コントロールボックス、といってもアーケード基板で遊んだりしない方には馴染みがないと思いますのでちょっとだけ説明しますと、専用の大きなゲーム筐体を使用しなくても手軽に家庭でアーケード基板が遊べるように作られたゲーム機です。（電気関係で同様の名称の制御ボックスがありますがそれとは別物です。）
ハイそしてそのVEGA9000DXがコチラです！↓
ダークグレーでソリッドな形状が無骨でカッコいいですね！
本体にレバーとボタンの付いた箱状のオーソドックス形ながら、遊びやすいように少し操作部が斜めになっています。
操作パネル部分はレバーとボタンで有名なセイミツ工業製の業務用筐体の物をそのまま搭載しています。この操作パネルがVEGA9000DX最大の売りで、こちらのヴァンパイアの他、ストリートファイターIIダッシュやダッシュターボ、スーパーストリートファイターII等、デザインが豊富にラインナップされています。
ゲーセンと同じレバー＆ボタンでプレイ出来るので格闘ゲームファンには嬉しい仕様ですね！プレイ中に動かないようにかなり重量もあり安定感も抜群です。（筋トレに使えそうなほど重いです…。）
本体の内部はこんな感じです。
ネジ６本だけで簡単に開けることができます。また、内部のケーブルは操作パネルを外したり、交換し易いようにコネクタで脱着可能です。
レバーとボタンの配線もファストン端子仕様なので交換が楽そうですね。今のアケコンでは当たり前なんですが、当時はボタンの配線は半田付け仕様が多くちょっと面倒だったんですよね。
電源は三和電子製のSWN-7Eとスタンダードながら充分なスペックですね。
またこのパネル部分はセガのエアロシティ筐体用と同じサイズの他のパネルと交換出来るため色々なゲーム用にカスタム出来そうな拡張性も魅力ですね。（特殊レバー等は別途配線が必要です）
また、操作パネルの上にはアーケードゲームには必須のボリューム式のボタン連射機能もあり、6ボタンそれぞれON/OFFが可能です。
本体の背面にはコネクタ類がまとまっており、基板接続用の５６ピンコネクタの他に映像・音声を出力するための各種端子と調整ボリューム、音声切り替えスイッチのほか電源ランプ（通電の確認に便利です）スイッチが付いています。
基板との接続ハーネスは基本的には接続する基板に合わせて専用のハーネスが別途必要です。
ハーネスは今回販売の物には社外品となりますがセンテック製のJAMMAハーネス（CPS1キック線付き）が付属します。映像と音声はシグマ電子製のケーブルがそのまま使用可能です。今回の物は中古品のAVコードが付属しています。コンバータ内蔵のため家庭用のビデオ入力に映像を出すことが可能なので、手軽に遊ぶにはもってこいですね。こだわり派の方は専用のRGBケーブルで業務用モニタやスキャンコンバータをご利用下さい。
ところでVEGAのシリーズは他に何種類か存在しております。担当の知る限りでは
VEGA9000DXの他にコンパネ取り外し機能を省いたVEGA Jr.（ベガジュニア）やセガのアストロシティパネルが載ってしまう豪華なSUPER VEGA 21等があったようです。メーカーの勢いや当時の人気の高さが伺えますね。
いかがだったでしょうか？
当時の製品の多くは何と言ってもコントロールボックスという言葉も生み出した業界の先駆者キョーワインターナショナル製の「KIC-045」や「コンボAV」等のヒット商品を踏襲した箱状の形をしており、アーケードゲームのブームに乗って各社オリジナリティを盛り込んで色々な製品が作られていたようですね。私が基板屋店員をやるようになる頃にはほとんどの会社がなくなってしまっていましたが、VEGA9000DXは今でもちょっと高いけど憧れのモデル、という感じで昨今のブーム再燃もあり、状態の良いものは値段も高騰しております。今回のモデルもパネル部の状態も良くオススメです。販売までしばらくお待ち下さいませ。
今度はまた別の製品をご紹介しますのでよろしくお願いいたします。
BEEP秋葉原店ではアーケードゲーム基板はもちろん、このようなコントロールボックスも高価買い取りしております！多少壊れていてもOK！手元のサビは歴戦の証です！ｗ
基板やグッズ、ポスター、チラシなど何でも買い取りさせて頂きます。買い替え等でご不要な際は是非当店にお持ち込み下さいませ。
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