こんにちは!家庭用ゲーム担当のアキ山です。
当時遊んでいたゲームボーイソフトを久々に起動したら「セーブが出来なくなった・セーブデータが消えた」経験がよくあると思います。
故障か?と思うかもしれませんが、出来なくなった理由はソフト内部の「電池切れ」によるものがほとんどです。
内部の電池の寿命は一般的に2年~5年程度と言われており、発売から数十年たった今ではほとんどのソフトが電池切れを起こしてしまっています。
そこで今回はレポートしても毎回起動すると「さいしょからはじめる」になってしまうポケモン赤を使い、GBソフトの電池交換方法をご紹介していきます!
①カートリッジの分解
まずはGBカートリッジのシェルのネジを外します。
特殊なネジで、対応したドライバーが必要になります。
「DTC-20」という型番のドライバーを使い開けていきましょう。
DTC-20はアマゾンやホームセンターで購入することが出来ます。
このドライバーがあればSFCやN64ソフトのねじも外せるので、他の機種のソフトメンテナンスをする際にも使えますよ♪
ネジが外し終わったら、シェルをスライドさせると簡単に分解することが出来ます。
開けるときに基板を落とさないようにご注意ください。
②電池の取り外し
基板を取り出せたら、次は古い電池を取り外していきます。
はんだで固定されているので、「はんだごて」「はんだ吸取り線」を使い慎重に取り外していきます。
ここで注意!
あたためすぎると基板が壊れてしまう可能性があります。
長時間押し付けたり、関係がない場所やROMへの接触はお気を付けください。
また、電池のすぐ近くを熱しているので、電池の破裂の危険性があります。
目に入ったり、近くの可燃物に引火する可能性もあるので、周りに気を付けて作業していきましょう。
↓はんだごての基本的な使い方の参考ページ
https://www.monotaro.com/note/productinfo/solderingiron_howtouse/?srsltid=AfmBOooYh2EtWZZAS5YNPe43ANbjbOU9CpBLvexMl7d6yrknxRyibwsi
③電池の取り付け
電池を取り外したら次は新しい電池を取り付けていきましょう。
先ほど電池を取り外した箇所に同じように取り付けていきます。
先に基板に少し溶かしたはんだを乗せ、その上に電池のタブ部分を乗せて固定。
固定が出来たらタブの上にもはんだをつけてしっかりと取り付けていきます。
交換時に、交換日を書いたシールを貼っておくと、次回交換タイミングが分かりやすくなりオススメですよ♪
取り付けが完了したら電池交換作業は終了!
基板をシェルに入れ、ネジをつけて元の形に戻しましょう。
また、電池の交換作業ですが、はんだを使わない方法もございます。
電池に溶接されているタブ部分をドライバーなどで無理やり剥がし、電池だけ取り換える方法です。
この方法だとはんだも使わないし簡単そうに見えますが、しっかり電池についているタブから取り外すので、取り外しがかなり大変です。
仕上がりも無理やり剥がしているのであまりきれいにはなりません。
私個人としては、はんだでの交換を推奨いたします。
④電池交換後の動作確認
無事電池が交換し終えたら、きっちり出来ているか動作の確認をしましょう。
はたしてレポートが書けているのか…?
「つづきからはじめる」欄があり無事レポートを書くことに成功しました!
これでまた当時のようにプレイすることが出来ますね♪
ゲームソフト内の電池はどうしても時間がたつと使えなくなってしまいますが、
交換する方法を知っていれば、長い間ゲームを楽しむことが出来ます。
お家で意外と簡単に出来ますので、皆さんもぜひお試しくださいませ!
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