【レトロゲームを末永く遊ぶためのコツ!②】レトロゲームのメンテナンス術~CD-ROM編~

秋葉原BEEPの家庭用ゲーム担当のアキ山です。
少し前に「レトロゲームのメンテナンス術~カートリッジ編~」を紹介しましたが、今回は第2弾として、PCエンジンCDROM2、プレイステーションなど『CD-ROMソフト』のメンテナンスについてBEEPが行っている方法をご紹介いたします。

メンテナンス用品

■ケースクリーニング編
CD-ROMのソフトは、プラスチック製のCDケースが主、という事で紙箱よりも劣化しずらく、中のソフトを守ることが出来ます。
ただ年月が経つにつれ汚れやカビが付いてしまう事があります。
その際の注意点と、BEEPで行っている方法を紹介いたします!

何を使って汚れを落とすのか?
BEEPでは「マイペット」「マイクロファイバータオル」「歯ブラシ」をよく使用しています。
カートリッジ編では「無水エタノール」を使用していましたが、ここでは使用しません。
なぜ使わないのか?と疑問が出ると思いますが、その理由はエタノールの性質によりプラスチックや塗装を溶かしてしまう事があるからです。
エタノールでケースの汚れを拭こうとしたらなんか白っぽくなってしまった…といった経験をした方も多いのではないでしょうか。
実はその現象はプラスチックの表面を溶かしてしまう事で起きています。
エタノールはカートリッジの基板には有効ですが、CD-ROMにはNGなのでお気を付けください。

エタノールで溶けたCDエタノールで溶けたCD2

汚れの落とし方はまずマイクロファイバータオルや歯ブラシににマイペットを拭きかけ、その後は特に磨き方のコツはないので、汚れが落ちるまでひたすらに磨きます!
普通の汚れだったらこれだけでだいぶ落ちるでしょう。
マイクロファイバータオルだと理由は目が細かく、細部まで磨け、さらにケースにキズがつきづらいのでおススメです♪

CDケースビフォー

before

CDケースアフター

After

■ディスククリーニング編
次はディスクの表面についた汚れや指紋を落としていきましょう。
一番確実かつきれいに仕上げるには研磨機を使う事ですが、家でできるメンテナンス法を紹介していきます。

まず用意するものですが、ここでもマイペットやマイクロファイバータオルを使います。
ディスクの表面はケース違い、かなりキズが付きやすい繊細な箇所です。
目の粗いタオルや綿棒で拭こうとすると一瞬でキズが付いてしまいますので、必ず目が細かい布を用意しましょう。

タオル

マイクロファイバータオルにマイペットをすこーしだけつけて慎重に擦っていきます。
力を入れすぎたり、早く擦りすぎるとキズが付いてしまうので注意しましょう。
汚れが拭き取れたら、後は自然乾燥して終了!

CDビフォー

before

CDアフター

After

メンテナンスはここで終了ですが、最後にやっかいな『カビ』について語っていこうと思います。

CDカビ
カビが生えているものは、ゲームの起動には問題ないことが多いです。
しかし、カビは厄介なことに「伝染」していきます。
カビの生えたディスクで遊んでいると近い将来、読み込むためのレンズや本体内部にカビが生え、本体が壊れてしまいます。

カビは初期の状態だったら汚れを落とす要領で落ちることが多いですが、浸食が激しい場合は取ることが困難です。
下手に擦りすぎるとディスク自体が傷んでしまうので、手に負えないいようだったら研磨機にかけることをお勧めします。

保管しているゲームは、除湿剤を一緒に入れておくだけある程度カビを防ぐことができます。
メンテナンスだけでなく、保管場所や方法によっても寿命は大きく変わってきますので、こちらも気にしてあげてください!
※湿度とホコリがカビの原因なので、経年劣化でディスクを傷める心配がある保護マットは長期保管には向いてませんのでご注意ください。

乾燥剤

以上で今回のCD-ROMメンテナンスは終わりとなります。
マイクロファイバータオルのように使える「デリケートクロス」など一部のメンテナンス品はBEEPでも販売していますので、ぜひご利用くださいませ♪

BEEPでは国内の家庭用ゲームだけでなく、PCソフト、アーケード基板など幅広く買取強化しています。箱・説明書がないもの、状態が良くないものでも大募集中です。
ご自身のコレクションや、遊ばなくなったアイテムがありましたらBEEPにお持ち込みいただけると嬉しいです。

どうぞよろしくお願いします。

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