見せてもらおうか、バンダイ初のパソコン『RX-78 GUNDAM』とやらを!!

ビッグダデー村田でございます。

『RX-78 GUNDAM』といえば大体の人は「機動戦士ガンダム」に登場するモビルスーツ『ガンダム』だと思います。しかし同じ名前のパソコンもかつて存在しました。今回はそのパソコン『RX-78 GUNDAM』のご紹介です!

・以下パソコンを『RX-78 GUNDAM』と、アニメ作品に登場するモビルスーツを指す場合は『ガンダム』と表記します。

RX-78 BOXRX-78 BASEBALL

『RX-78 GUNDAM』は1983年7月に59800円で発売されました。バンダイとしては初のパソコンです。発売はバンダイですが開発はシャープとの共同となっております。

ゲームもお手軽に出来るパソコンと言うことで、ゲームパソコンと位置づけされることも多いようです。
商品名に『RX-78 GUNDAM』と名付けるぐらいですので、バンダイの意気込みが伺えます。

ちなみに「ゲーム機本体」に限って言えば『RX-78 GUNDAM』以前にもバンダイは『アルカディア』『インテレビジョン』等も販売していました。

intellivision

そして『RX-78 GUNDAM』とほぼ同時期に家庭用ゲーム機としては唯一無二の『光速船』を発売!

ベースとなっているのはアメリカのGCE社が販売した『Vectrex』です。

こうしてみると、このころのバンダイ製ゲーム機は完全自社開発はなく、OEM供給ばかりですね。

そういう意味では『RX-78 GUNDAM』はシャープと共同開発とはいえ、一から作っている分チカラの入れ方が違うようです。

ちなみにこの『光速船』2025年7月24日現在BEEP秋葉原店でオーバーホール品を販売中です!

売り切れの際はご容赦ください。

kousokusenn(Vectrex)

話は『RX-78 GUNDAM』に戻りまして…。

見た目は『ガンダム』とは異なり銀色と濃い茶色が基調となっています。
『ガンダム』と言えば赤青黄色のトリコロールカラーですが。『RX-78 GUNDAM』ではキーボードで白、リセットボタンで赤、一部キーで青が使われていますが黄色は未使用。トリコロール再現ならず。

RX-78 mainunit

横幅や約29cmとコンパクト。反面ACアダプタはやや大きめです。

RX-78 power adapter

側面には専用ジョイスティック端子が2つ。
ジョイスティックは別売り。それ自体は珍しいことではありませんが、ジョイスティックが無いと遊べないソフトも存在する上、現在の入手難易度はかなり高いのがちょっと困りもの。

RX-78 joystick terminal

背面にはコンポジット映像出力端子があり、2025年現在流通しているテレビでも比較的容易に接続可能です。

RX-78 video terminal

同じく背面にカートリッッジスロットが2個現れます。
基本的に1スロットしか使用しませんが、BS-BASICのカートリッッジ使用時に増設メモリカートリッッジを同時に装着することによりメモリを増やすといった使い方もできました。

『RX-78 GUNDAM』用のソフトウェアはカセットテープとカートリッジ、それぞれの形式で供給されました.

RX-78 software_02RX-78 software_02

しかし『RX-78 GUNDAM』にデータレコーダのインタフェースが標準では装備されていないため、カセットテープで遊ぶには先述のBS-BASICカートリッジが必要です。

スーパーファミコン用ソフトと比較。
パッケージのサイズはスーパーファミコン用の倍ぐらいの大きさ。

RX-78 software_03

カートリッジサイズはパッケージの大きさに対しかなりコンパクト。箱の大きさとは逆にスーパーファミコン用カートリッジよりも小さいです。

RX-78 software_04

『RX-78 GUNDAM』と言う名前だけに、勿論『機動戦士ガンダム』を題材としたゲームもありますよ。

RX-78 GUNDAM

ソフトウェアはゲームソフトが約20タイトル発売、パソコンらしく教育ソフトやワープロソフトと言ったツール類も約10タイトル発売されました。

そんな『RX-78 GUNDAM』でしたが、前年の1982年にはゲームパソコン『m5』や『ぴゅう太』、1983年には『MSX』登場などライバルも多く、ひっそりと市場から消えていったのでした。

sord m5

その後バンダイは1994年に『プレイディア』1996年に『ピピンアットマーク』1999年には『ワンダースワン』のハードウェアの発売を発売。残念ながらどれもヒットとは行かず消えていきました。

『ピピンアットマーク』に関しては過去のブログでも触れています。お時間ありましたら合わせてお読みいただければと。

https://www.akihabara-beep.com/8538/
『ガンダム』シリーズのプラモデル等でホビー市場の覇権を握っていると行っても過言ではないバンダイでも、ハードウェアで天下を取るというのはなかなかに難しいようです。

ワンダースワン発売からもすでに26年が経っていますが、その間バンダイから新たなるゲーム機やパソコンの発表はされていません。

26年も経った今なら、バンダイほどの技術力があれば世の中を「あっ!」と言わせるような新ハードを開発可能なのではないかと村田は思っています。

『ガンダム』50周年まであと少しなので50周年記念にゲームパソコン『RX-93 νGUNDAM』なんてどうですかね?(←出ません)

 

そんな感じで、バンダイ初のパソコン『RX-78 GUNDAM』のご紹介とさせていただきます。

なお今回のブログで使用した『RX-78 GUNDAM』は近日中にBEEP秋葉原店で販売いたします。

販売時にはXで告知いたします。ご興味のある方はチェックよろしくですよ。

 

BEEPではこういったレトロPC本体、ソフトをメジャーマイナー問わず買取を行っております。

またレトロPC以外にもホビー商品にも力を入れています。

前回村田のブログでも取り上げた『メタルビルド』シリーズは特に高額で買取中です。

ガンダムシリーズのモビルスーツやオプション類だけではなく、ダンバインのオーラバトラー、魔神英雄伝ワタルの魔神などなど、『メタルビルド』全種OKです。

一部買取金額例をあげますと…

・マジンガーZ  :12,000円

・サーバイン:15,000円

・ストライクノワール:25,000円

・ダブルオークアンタ:20,000円

という感じになっております。その他のお品物に関してはお気軽にお問い合わせください。

(上記金額は2025年7月24日現在の買取上限となります)

METALBUILD ooQANT

 

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