ビッグダデー村田でございます。
今回は富士通が唯一発売したゲーム機「FM TOWNS マーティ」のご紹介です。
「FM TOWNS マーティ」 それは富士通より1993年2月に定価98000円(税別)で登場。
既に発売されていたパソコン「FM TOWNS」を小型化しコンシューマ向けに販売した物です。
キャチコピーは「マーティにチャンネルを合わせろ!」でした。
ここで言うチャンネルはソフトの事をさします。
イメージキャラクターはワニの「Mr.T」…TはTOWNSのTでしょうか?
販促用のヌイグルミ等のグッズが製作された他
日本郵便の簡易保険のCMにも採用されておりました。
ここで「FM TOWNS」とはなんぞや?と軽くご説明。
1989年にハイパーメディアパソコンのキャッチコピーで登場。
ハイパーメディアパソコンのコピーどおり、当時のパソコンと比較してAV機能が大幅に強化されています。
また「CD-ROMドライブを初めて搭載したパソコン」でもあります。
話を「FM TOWNS マーティ」に戻します。
CPUに386SX、メモリは2MB搭載と初代「FM TOWNS」に準じた基本スペックとなっています。
コンシューマ向けという事で一般家庭に有るテレビにも接続できるようS端子とビデオ端子を標準装備。
かわりにRGB端子はありません。
富士通が開発したLIST方式と呼ばれる技術を使用したチップを搭載しており、1993年ごろのコンシューマ機の
表示解像度が最大320x240に対し「FM TOWNS マーティ」は640x480の表示を可能としました。
それでもやはり細かい文字の視認性は厳しい所もあります。しかし対応ソフト限定になりますが
「ZOOMモード」により画面の拡大表示もできました。
正面右側にはフロッピーディスクドライブ搭載。フロッピーディスクのソフトは勿論、CD-ROMソフトのデータ保存が可能。
フロッピーディスクドライブの下部にはICカードスロットを搭載。
専用のモデムカードが発売されましたがそれっきりで…。
背面には拡張バスが内部的には用意されているのですが…何故か蓋がされています。
カバーを加工すれば使用可能になりますが、富士通から「FM TOWNS マーティ」用の拡張バス用ハードが出ることは有りませんでした。
ソフトに関しては「FM TOWNS 」の物が全てではありませんが利用可能。
「FM TOWNS マーティ」発売時点ではプレイステーション、セガサターン等は発売されておらず、
移植度が比較的高いアーケードゲームが遊べるマシンとして村田的にはちょっとうらやましかったですね。
一部では美少女ゲームをやりたさに「FM TOWNS マーティ」を買った人もいるとかいないとか?
ただ、流石に約10万円は出せなかった…そう思った人は多かったのか、1993年末の時点での本体販売数は約4.5万台だったそうです。
1994年には本体カラーを変更し値段を66000円に下げた「モデル2」を発売。
性能などは旧モデルと変わらなかったこともあり、普及台数を伸ばすことはかないませんでした。
変わり種として1994年には「カーマーティー」なるものも登場。
「FM TOWNS マーティ」をベースにGPSレシーバやICカードを接続しカーナビとしても使用できる優れもの。
形も「FM TOWNS マーティ」とは違いかなりゴツイ印象です。
残念ながら村田は実物を見たことが有りません。ご不要の方、いらっしゃいましたら是非BEEPにお譲りください!
動作の可否など問わず買取いたしますよ。
その後は「FM TOWNS マーティ」の新型も無く「FM TOWNS」自体も「FM/V TOWNS」へシフトして行き、最終的には「FMV」となり「FM TOWNS」の役目は終了するのでした。
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