ファミコンブームの一つの象徴! 大型カセットの紹介!

どうも! いっちー☆ほしです。

今回は、ファミコンソフトに実在した「大型カセット」について紹介したいと思います。

1985年発売のスーパーマリオブラザーズでファミコン人気に火が付き、1986年以降のドラゴンクエストなどが発売したことで、空前のファミコンブームへと発展しました。その結果、メーカーは、よりユーザーの声に応えるために、カートリッジにバッテリーバックアップ機能をつけたり、グラッフィックを向上するために容量を大きくして対応するなど、あの手この手を使っていった結果、縦に長いカートリッジが生まれました。

ファミコンのカセットといえば、手のひらにすっぽり収まるサイズを思い出すとおもいます。
だいたい 横108mm×縦71mm×奥行17mm が標準です。
ところが、手に取ってみて、すでに箱も中身もデカイと感じるソフトがあります。
サイズは横108mm×縦98mm×奥行17mmと今までのソフトよりも【縦に27mm】大きくなりました。
※横幅と奥行きは変わりません

比較すると、こんな感じです!
その理由は、単純に基板が大きくなり、いつもの小さな基板に部品が収まりきらなくなったからです。

左が初期の基板、中央がセーブ機能の付いたボタン電池付きの基板です。
一番右が色々と詰め込もうとして肥大化した基板になります。デカイですね…。
本体に差し込むので、横や奥行きを出すことができないので、縦に長くするしかないという感じです。

大きくなった主な理由は調べてみると3つかと思います。
・大容量ROM(最大は8メガビット)
・拡張音源・拡張グラフィック用チップ(MMC5、VRC6、VRC7など)
・セーブ用バッテリーまわりの部品
こんな感じです。
では、実際に大きなカートリッジで販売された作品を見ていきましょう!

1. 信長の野望 全国版(1988/03/18)

最初にカートリッジの大きさでデカイと言わせたのは信長の野望ではないか? と思ってます。なんとなくNESカートリッジに近い形状にも思えますね。もちろん縦長カセットはデータ量が多く、全国版などは特に大きいです。他のカセットと並べると、その差は一目瞭然。戦略ゲームらしい「中身の多さ」が、そのままカセットの大きさに表れています。

2. ファミコンジャンプ(1989/02/25)

バンダイの縦長カセットを使用。ファミリートレーナー用と同じ系統の、背の高いカセットです。週刊少年ジャンプの人気キャラクターが総出演するアクションRPGで、ソフトの中身だけでなく、カセットの形まで「特別感」がありました。多くのキャラドット絵やイベントを収録するために 3MbitROMが使われましたね。ちなみに、当時としては珍しく玩具店のみならず、コンビニエンスストアや書店でも発売されたようなんです。

3. 魍魎戦記MADARA(1989/08/08)

当時は原作の『大塚英志氏』作画の『田島昭宇氏』、世界設定担当の『阿賀伸宏氏』の3人で制作された漫画がゲームとなって販売されました。ゲームの基板にはコナミ製の拡張チップ「VRC6」が搭載されており、そこから奏でられるBGMはクオリティが高いことで高評価。戦闘前に披露されるアニメーションビジュアルは、一見の価値ありですね。ファミコンのRPGとしては、個人的ランキング上位に入るゲームソフトです。ただ、高い難易度、独特なシステムなど、慣れるまでに時間かかかったソフトでもあります。

4. ラグランジュポイント(1991/04/26)

黒くて大きい。コナミ後期を代表する大型カセットです。
VRC7チップを搭載し、ファミコンで唯一FM音源を実現したRPGとして有名。
基板が大きく、専用チップとバッテリーが入っているため、見た目からして存在感があります。
ゲームそのものも、音楽の評価が非常に高いく、コナミ矩形波倶楽部の『なぞなぞ鈴木氏』や『すけのみや藤尾氏』が担当しており、キャラクターデザインは漫画家の『細野不二彦氏』が担当されてます。(ギャラリーフェイクやGu-Guガンモを手掛けてます)
カセットを持った瞬間の「重み」も、なかなか忘れられません。

5. メタルスレイダーグローリー(1991/08/30)

ファミコン最大容量、8メガビットの衝撃。公式ソフトとして最大の8メガビットROMに、さらにMMC5まで搭載。当時としては破格のスペックです。当然、カセットもその分大きくなりました。緻密なグラフィックと丁寧な演出で知られる、末期の名作アドベンチャー。ですが、バッテリーバックアップが主流になっていた時に、旧来のパスワード形式を採用したのはなぜ?と思いました。カセットを大きくしたならバックアップはバッテリーにしてほしかったです。

6. ジャストブリード(1992/12/15)

エニックス最後のファミコンソフト。拡張音源のMMC5を使用しており、重厚なBGMが特徴なシミュレーションRPGです。また、ファミコン用ゲームとしては珍しく漢字が多く使われていて、フォントも大きく表示させるため大容量ROMを使用したようです。実際にカセットを持ってみると他のカセットよりも重いと感じられる一本か思います。ただ、発売がすでにスーパーファミコン時代に入ってからだったため、知名度はそこまで高くないのが残念。それでも、後期ファミコンの力を感じさせる存在です。

7. なんてったって!!ベースボール(1990/10/26)
 
ここまで来て、最後は異質な一本を紹介!
「親ガメ+子ガメ」方式を採用した特殊カセットです。親カセット自体が大きく、小さなデータカセットを差し込むスロットがあります。普通の大型カセットとは発想が違い、見た目も仕組みも一風変わっています。ファミコンカセットの多様性を象徴する、ちょっと珍しい品ですね。カセット2本分の厚さになるかと思います。

【番外編】
紹介した品以外にも大型化しているカートリッジは他にもあります。
妖精物語ロッド・ランド(1992/12/11)

可愛らしい見た目とは裏腹に、掴んで振り回して叩きつけるという暴力的な一面があるゲーム。杖の魔法で敵を気絶させてから持ち上げて左右に叩きつけるという可愛いキャラクターの見た目とは裏腹のダイナミックな技で攻撃していきます。アーケード版ではこの左右叩きつけに敵を巻き込めたのですが、ファミコン版では敵が怯むだけという仕様に変更されました。アーケード版ではこの左右叩きつけに敵を巻き込めたのですが、ファミコン版では敵が怯むだけという仕様に変更されています。
実は、この品は大容量ROMとかはなく、ただカセットが大きいだけみたいです。
※中身はドラクエ2と同じぐらいのサイズのようです♪
カートリッジが大きくても中身は普通のサイズなんてこともあります。

同じファミコンでも、当時のグラフィックやBGMなどユーザーの求めに応えようとした開発者たちの本気が、カセットを大きくすることで具現化した姿だったのかもしれません。ファミコンの限界を超えようとカートリッジが縦に大きくなりましたが、ファミコンを超えるスペックの『スーパーファミコン』が出たことでソフトの大型化は落ちつきました。でも、個人的には、もう少し大きくなったカートリッジは見てみたかったですね♪

それでは次回をお楽しみに!

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