どうもお世話になっております。BEEP秋葉原店の基板担当でございます。
今回のブログはアーケード基板用の「コントロールBOX」のご紹介です。
皆様「コントロールBOX」って聞いたことありますでしょうか?一般的にコントロールBOXで検索すると一般的には工場などの産業向けの電気を必要とする機器や設備を制御するためのスイッチや計器類が集約されている制御盤、といった意味で使われているんですが、アーケードゲーム界隈では主に「アーケード基板を動かすための機器が内蔵されたゲーム機」の意味で使われています。
今回は最近お店で買取させて頂いたシグマ電子製のコントロールBOX「AV-7000」と「Σ9000TB」のセットをご紹介します。
アーケード基板を手軽に初めてみたい方にオススメのセットです。後日販売いたしますのでぜひご一読下さいませ。

早速商品のご紹介、まずは全体の写真です。特徴はなんといっても本体とコントローラーが別ユニットになっている点でしょう。小さい箱型のユニットが基板を動かすための機器が詰まったコントロールBOX本体の「AV-7000、レバーとボタンが付いているのがコントローラーとなる「Σ9000TB」です。コントロールBOXというと通常は本体にレバーやボタンも全てビルトインされている物が一般的でこういったモデルはほとんど存在しません。(基板担当が知らないだけかもですが…)このため野郎2人が肩を並べて窮屈にプレイしなくても良く、コントローラーが小さいため取り回しもとても良好です。

こちらが本体のAV7000です。
このモデルの前にもAV-9、AV-2001,AV-3000、AV-5000、AV-6000といったモデルが発売されており、このAV-7000の次に発売された「Σ1AV」が最終モデルとなります。AV-7000は成熟された後期モデルでシリーズの中でも長期にわたり販売されました。
本体のAV7000を見てみますと、前面のフォーミュラーカーのイラストが目を引きますね。その他はコネクタの表記がデザインのように描かれています。メインのハーネス接続コネクタは44ピンでAV-5000以降はこのコネクタになっています。上部には音声のステレオ/モノラル切り替えと音声出力端子の他、専用のアナログRGBとビデオの映像出力端子があります。


本来はRCA端子のビデオケーブルが付属しているんですが、この買取品には付いていなかったため、穴場開発事業団製のAVケーブルを付属する予定です。このケーブルがあれば家庭用のテレビのビデオ出力で画面が出せますので手軽に使用出来ます。本格的に綺麗な画像でプレイしたい方向けにアナログRGB用のRGB21ピン用のケーブルも付いています。(本来は別売り品です)HDMI等のデジタル規格には対応していないので各種映像コンバーターやマイコンソフト社のXRGBシリーズ等のアップスケーラーユニットが別途必要になります。

またこのシリーズの本体はスピーカを内蔵していないため、音声を出すためにAVケーブルかミニジャックの音声出力端子を使用します。ステレオ切り替えスイッチは、基板と本体がステレオ接続されている時のみ使用可能で、基板ごとに別々なステレオ用配線を行う必要があります。
本体側面には1Pと2P用のコントローラー接続端子があり、ケーブルで専用コントローラーのΣ9000TBと接続します。その上には画面の明るさ調整用ボリュームがあります。
アーケード基板は家庭用のゲームのような統一の規格がないためタイトルによって画面の明るさが異なります、ビデオ出力とRGB出力でも異なるので地味ながらこの明るさ調整の機能はとても便利です。

反対の側面には電源スイッチ、AC電源コード、そして小さい穴の奥にはアーケード基板を動作させるのに必要な+5V電源の電圧調整用ボリュームがあります。接続する基板によっては正常に動作させるためにこの+5V電圧を都度調整する必要がありますので頻繁に使用するボリュームです。本体に電圧計は付いていないため、電圧を計測するテスターはアーケード基板には必携なアイテムです。安いものでもそれほど問題ないので別途買って用意しておくことをオススメします。

AV-7000は後期の物はPSEマークのステッカーが貼ってあります。中古を購入する際はこのステッカーがある物を選ぶほうがより安全と思います。

本体の外装を外すと中はこんな感じです。各種コネクタが装備されたメイン基板の他は内部の大半を電源ユニットが占めています。

電源ユニットは海外の大手メーカーMEAN WELL社製の「MWP-602」が内蔵されています。安価ながら+5Vの基板用の電源は15Aと大容量です。7A~10A程度あれば一般的な汎用筐体向けの基板は動きますので余裕を持って使用できます。



そしてこちらが専用コントローラーのΣ9000TBです。今風のアケコンとは違い無骨な四角い板といった風貌ですが、実はこちらもシリーズで熟成を重ねたかなり優秀なアーケードゲームにピッタリのコントローラーです。適度な重さがありかなり薄く低重心なフォルムなので見た目より安定しています。6ボタン独立のボリューム式連射装置付き。連射の固定/解除もスイッチで行えます。


内部はこんな感じでシンプルな作りになっています。
レバーは多くの業務用筐体で採用されているセイミツ工業製の「LS-32」が付いています。ボタンも同じくセイミツ工業の定番押しボタン「PS-14-G」が採用されています。黒ブチのボタンがレトロ感を演出していて渋い雰囲気ですね。
ただ、薄型・低重心を重視したためでしょうか、使い心地やパフォーマンスは高いのですが、ボタンが全てハンダ接続で基板に繋がっているため、交換作業は手間がかかり難易度もやや高めです。
ボタンを絶縁されたファストン端子仕様に改造すれば手間が省けそうですね。

本体とコントローラーの接続用ケーブルは抜け止め付きで長さも2mあり、余裕をもってレイアウトできます。

本体と基板を繋ぐための基本的なJAMMAハーネスはメーカー純正品もありますが、現在は生産終了しているため今回の商品には当店で各種変換ハーネスを取り扱いさせて頂いているセンテック様のJAMMAハーネスをお付けします。

というわけでコントロールBOXの名機AV-7000とΣ9000TBのご紹介でした。意外とコントロールBOXの情報は見当たらなくなってきましたのでどれを買おうか検討している方のお役に立てば幸いです。今回のお品は近日中に秋葉原店にて54,800円にて販売予定となっております。状態も良いのでお値段はそれなりに高いですが間違いない鉄板アイテムですので是非ご検討下さいませ。
BEEP秋葉原店では今回のようなアーケード基板やゲーム筐体、コントロールBOX等の関連アイテムを高価買取しております。量が多い場合は出張買取も対応しております。また無料でお見積りも行っておりますのでコレクションの整理や処分をお考えでしたら是非ご相談下さいませ。
詳細はこちらも合わせてご覧ください。
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※文中の記載は基本的に基板担当のインターネット調べによるものです。
実際の情報とは異なる場合がございますので参考程度にお読み下さい。










