
おそらく日本で最も有名な週刊漫画雑誌であろう『週刊少年ジャンプ』。
特に90年代は『ドラゴンボール』の人気が最高潮に達していたこともあり、その勢いは留まるところを知らない状態でした。
しかし、そんな国民的な存在のジャンプにも、「暗黒期」と呼ばれることもある時代もありました。
今回は、宮前平店のお隣である川崎市多摩区のお客様より店頭へお持ち込みいただいた、1996年頃のジャンプコレクションをご紹介いたします!
今見返すと「これのどこが暗黒期!?」とツッコミたくなるような超豪華な顔ぶれが掲載されていますので、是非お付き合いください。
■ 発行部数653万部からの低迷! 90年代ジャンプの激動

90年代中期のジャンプをひとことで表すなら、まさに「世代交代の時期」だったといえます。
看板作品の終了に伴い発行部数が低迷し、苦戦を強いられている時期もありました。
絶頂期だった1995年新年合併号では、現在も破られていない日本出版史上最高の「653万部」というとんでもない記録を打ち立てています。
※ちなみにこの号の『ドラゴンボール』は、アルティメット悟飯VS魔人ブウ(悪)という熱戦の最中でした。
しかし、1994年32号で『幽☆遊☆白書』、1995年25号で『ドラゴンボール』、そして1996年27号で『スラムダンク』と、屋台骨を支えていたレジェンド級の看板作品が次々と完結を迎えます。
時を同じく、ライバル誌である『週刊少年マガジン』が『金田一少年の事件簿』『GTO』『哲也-雀聖と呼ばれた男』といった大ヒットタイトルを連発していたことから、1997年にはジャンプの発行部数を上回るという事態に陥りました。
この売上低迷を打破するための切り札として、「Dr.マシリト」こと鳥嶋和彦氏が呼び戻され6代目編集長に就任するなど、編集部にも大きなメスが入ります。
その後の反撃は皆様ご存知の通り。1997年に『ONE PIECE』、1998年に『HUNTER×HUNTER』、1999年に『NARUTO-ナルト-』などの超ビッグタイトルが次々と産声を上げ、現在の人気を不動のものへと押し上げていくことになります。
■ 1996年42号(9月30日特大号)

そして今回お譲りいただいた中の一冊が、まさに過渡期ど真ん中の「1996年42号」です。
売上的には苦戦し始めた時期ですが、今思えば黒歴史感は微塵もありません。
なんとこの号、高橋和希先生による伝説の作品『遊☆戯☆王』の記念すべき連載開始号(第1話)が掲載されました!
後に無二の親友となる「城之内」と「本田」の2人に、主人公の「遊戯」がイジメられているという、今では考えられないシーンから始まります。
……それにしても初期の2人は本当に悪い顔をしていますね(笑)

さらに目次を開くと、『ジョジョの奇妙な冒険(第5部)』『るろうに剣心』『みどりのマキバオー』『封神演義』などなど……「アニメ化されてる名作ばかりじゃないか!」と驚愕すること必至の連載が並んでいます。
ちなみにこの号の『ジョジョ』ですが、第5部の第36話『“罰”の小包!』の回でした。
皆さんご存じ、暗殺チームのメンバー「ソルベ」が「輪切り」状態で届くトラウマ回です。
二週の休載明けのセンターカラーだったのですが、休みを感じさせないどころかアクセル全開のドギツイ内容を描き切る荒木先生、さすがとしか言いようがありませんね……!
※非常にショッキングな内容なので、ブログでの画像掲載は自粛しておきます(笑)
■ まとめ:思い出の雑誌、お宝になっているかもしれません!
当時の雑誌、特に今回のような「超有名作品の連載開始号(新連載号)」は、日本国内だけでなく海外のコレクターからの需要も年々すさまじい勢いで高まっています。
これは古い作品に限らず、比較的最近の『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』の1話掲載号なども例外ではありません。
当時、読み終わったジャンプを無造作に積み上げたり、気軽に鍋敷き(なべじき)にしていた方も多いかと思いますが……、極端な腐食やページの欠損がなく、通読できる状態であれば買取可能なケースが多々ございます!
「実家の押し入れに当時のジャンプやマガジンが眠っているかも……」とお心当たりのある方は、思わぬお宝になっている可能性がございますので、ぜひBEEP宮前平店までお気軽にお持ち込みくださいませ!
ご趣味で集められていたお品物の整理も、お気軽にご相談ください。





LINEでの