家庭用ゲーム 買取実績

【店頭買取】個人開発の先駆け! 伝説のWS用開発ツール『ワンダーウィッチ』を川崎市多摩区のお客様より買取いたしました

近年では、SteamなどのPCプラットフォームを中心に個人開発のインディーゲームが数多くリリースされ、それが世界的な大ヒットを記録することもすっかり普通になりましたね。

しかし、こうした「個人開発」の文化は、開発機材の高額さや環境構築の難しさといった問題から、長らく家庭用(コンシューマー)ゲーム機ではなかなか浸透しませんでした。

そんな常識を打ち破る「個人開発にフォーカスを当てた非常にユニークな周辺機器」が、なんと2000年にバンダイからリリースされていました。

今回は、ゲーム界の異端児である携帯ゲーム機『ワンダースワン』用の開発キット、『ワンダーウィッチ(WonderWitch)』を、川崎市多摩区のお客様よりお譲りいただきましたのでご紹介いたします!

『ワンダーウィッチ』とは?

『ワンダーウィッチ』は、2000年7月18日に発売されたワンダースワン用のゲーム開発ソフトウェアキットです。

専用のカートリッジと通信ケーブルを使用し、WindowsのPCにソフトウェアをインストールするだけで、誰でもすぐに実機で動くゲーム開発が始められるという画期的なアイテムでした。

当時主流だった『RPGツクール』シリーズのように、あらかじめ用意されたシステムやグラフィックの枠組みの中でゲームを作るのではなく、「C言語」を用いたゼロからの本格的なプログラミングが可能であったため、一部の界隈で大きな話題となりました。

プロアマを問わず、プログラマーを中心にインターネット上の掲示板やファンサイトは大きく盛り上がり、開発テクニックの共有や、個人制作の便利なライブラリ・ツールが活発にやり取りされていました。

その一方でこうした敷居の高い仕様は、「手軽にゲームを作ってみたい」というカジュアル層を完全に置いてきぼりにしてしまうことにもなりました。

開発条件の厳しさや、後述するハードウェア性能の大きな制約、さらにワンダースワン本体自体のシェア縮小も重なり、現在では市場にあまり出回っていない貴重なアイテムとなっています。

カートリッジ容量はたったの「512KB」!?

ワンダーウィッチのハードウェア的な特徴として、最も開発者を悩ませながらもやる気にさせたのが「極限まで削られた容量」でしょう。

専用カートリッジの容量は、なんとたったの512KB(1GBの約2,000分の1)。
システム領域の兼ね合いから、実際にユーザーがゲーム制作に使える領域はわずか384KB程度しかありませんでした。

現代のスマホで写真を1枚撮っただけでも数MBになることを考えると、「画像1枚すら保存できない容量」にゲームのすべて(プログラム、グラフィック、サウンド)を詰め込まなければならなかったわけですね。

また、同年12月にはカラー液晶を搭載した後継機『ワンダースワンカラー』が発売されたのですが、ワンダーウィッチは当初カラー非対応(モノクロ専用)だったことも、表現の幅という点で大きな痛手となりました。

とはいえ、当時の凄腕プログラマーたちの熱量はすさまじく、ギリギリの容量にゲームを詰め込むだけでなく、中には「ロボットコンテスト用のロボットを制御するコントローラー」など、バンダイの想定を超えるユニークな使い方が次々と生み出されていきました。

伝説のコンテスト「WWGP」と受賞作たち

ワンダーウィッチの歴史を語る上で欠かせないのが、公式が主催したソフトウェアコンテスト「WWGP(ワンダーウィッチグランプリ)」です。

このコンテストは2001年・2002年の計2回開催されています。
グランプリ作品は、なんと「実際に製品版のロムカセットとして発売される」という、インディー開発者にとって夢のような副賞が用意されていました。

記念すべき第1回で入賞・製品化されたのが、M-KAI氏が制作した硬派な縦スクロールシューティング『JUDGEMENT SILVERSWORD(ジャッジメントシルバーソード)』です。本作は後に、『エスカトス』としてブラッシュアップされ、Nintendo SwitchやPS4などでもプレイ可能な名作へと進化を遂げました。

続く2002年開催の第2回では、同人サークル「PlatineDispositif」の紫雨陽樹(むらさめ えいじゅ)氏によって制作されたローグライクアクション『DicingKnight.(だいしんぐないと)』が受賞し製品化されています。同サークルは現在も活動中で、Switchなどでその後の作品が配信されています。

この2作品は、どちらもコンテストの副賞という性質上、出荷本数が極端に少なく、現在ではワンダースワンコレクターやレトロゲームマニアが東奔西走して探し求める超・幻のレアタイトルとなっています。

まとめ:ワンダースワンやバンダイハードの買取は大歓迎です!

今回は川崎市多摩区のお客様よりお譲りいただいた、知る人ぞ知る開発キット『ワンダーウィッチ』をご紹介させていただきました。

BEEP宮前平店では、ワンダースワン本体やソフト、今回のような特殊な周辺機器はもちろんのこと、『ピピンアットマーク(Apple Pepin)』や『アルカディア』『プレイディア』といった、ちょっとニッチでマニアックなバンダイのゲーム機・ハードウェアも絶賛高価買取中です!

「実家から謎のゲーム機が出てきた」
「当時プログラミングで遊んでいた機材が眠っている」

という方がいらっしゃいましたら、その価値をしっかりと見極める専門スタッフが常駐するBEEP宮前平店へ、ぜひお気軽にお持ち込みくださいませ。

ご趣味で集められていたお品物の整理も、お気軽にご相談ください。

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